全寮制の中等部・高等部(本科・専攻科)8年制特別支援学校

進路への自信

進路への自信

卒業生・保護者の声

土田さん

1992年…高等部入学
1997年…専攻科卒業

勤務先

エフピコダックス㈱福山選別工場

就労形態

一般就労

仕事内容

食品簡易容器リサイクル選別

「最後までやり切ることが大切。と教わりました」

広島県の会社で、トレー(食品簡易容器)の選別をしています。毎日8時間一生懸命働いています。
グループホームに職場の同僚と一緒に住んでいるので、休みの日は一緒に動物園などへ外出をしたり、大好きな車を見にいったりして楽しいです。お給料で車の本をたくさん買うことがうれしいです。
光の村には怖い先生も優しい先生もいました。「なんでも最後までやりきることが大切」と教わりました。
後輩の皆さんも、一生懸命勉強してグループホームに入って働けるように頑張ってください。

若江さん

2009年…高等部入学
2013年…専攻科卒業

勤務先

㈱フジデリカ・クォリティ

就労形態

一般就労

仕事内容

食品・総菜加工業

「後輩の皆さんも、頑張って就職を目指してください!」

高等部修了後に専攻科に進み、製菓製パンの実習を頑張りました。専攻科の実習は大変だったけれど、頑張ったおかげで南風堂に就職できました。南風堂で2年間働いたあと、高知県の青果会社にて野菜の選別作業などを頑張りました。3年前に出身地の愛媛県に戻り、現在の職場である㈱フジデリカ・クオリティで豆腐の製造に携わっています。仕事は大変ですが、毎月の給料以外にボーナスも支給されるので、服を買ったりプレゼントを買ったりできてうれしいです。
学校時代に毎日掃除をしていましたが、就職しても掃除は必ずあるのでとても役立っています。
また、どんな職場でも立ち仕事が多いので、光の村で体力をつけたことは良かったと思います。
後輩の皆さんも、頑張って就職を目指してください!

公文さん

1988年…中等部入学
1996年…専攻科卒業

勤務先

シーグラスこうち

就労形態

就労継続支援A型事業所

仕事内容

農作業

「65歳のおじさんになるまで働きたいです」

僕は昭和63年に中等部に入学しました。寮に入って、歯磨きや入浴、洗濯、掃除や調理も教えてもらいました。そのすべてが今も役に立っています。
学校では色々な運動ができるようになって、マラソンやサイクリング、水泳、なわとび、とび箱は大好きです。
専攻科を出て生姜屋さんに就職しました。今年から農園で働いています。早出も残業も、日曜出勤もがんばっています。自分と会社のためです。もうすぐ46歳ですが、65歳のおじさんになるまで働きたいです。

高知県 M.Aさん母 「光の村での経験の積み重ねが、息子の人生に大きな影響を与えました」

知的障がいと診断された息子は、他人の迷惑になったりケガをさせたりする事がない様にと、家でも小学校でも腫れ物に触れるように甘やかされて育ちました。
こんな息子に未来はくるのだろうか…と、恐れを感じた私が光の村への進学を決意しました。在学中の息子は、生活習慣や運動、最後までやり遂げる努力や役立てる喜びなどあらゆる経験を積みました。
その結果、高等部卒業時には宮古島でトライアスロンを完走する程の体力と、それを成し遂げる精神力を身に着けました。
そういった経験の積み重ねは息子の人生に重大な影響を与えました。一般企業への就職が叶ったのです。就職は親が夢見たことであり、入学前の状態では全く考えられなかったことです。
入学前、子どもの人生を親が決定してしまって良いのかと迷うことも、12歳で親元を離して大丈夫だろうかと不安になったこともありましたが、全ては杞憂に終わりました。光の村に入学して心から良かったと思います。

兵庫県 N.Rさん母

2014年入学
2018年専攻科1年修了

「困難にぶつかっても乗り越えていける自信がつきました」

高等部1年生から専攻科までお世話になり、現在は地元の事業所に通所しています。
光の村に入学するまでは都会育ちでTVやゲームが大好きな生活でしたが、私たち親の勧めと、本人も「自分を鍛えるやめに行く」と考え入学を希望しました。
50Km競歩や競泳大会、室戸サイクリングやトライアスロンなど、他校では考えられない行事をたくさん経験できたことはとてもありがたいことでした。今でも地元の長距離走大会や水泳大会に参加し、ランニングや水泳を続けることができ体力作りになっています。
一番の宝は規則正しい生活を身につけたことです。早寝早起き、布団たたみや衣服の整頓、歯磨きや手洗い、洗濯、入浴の仕方など、学校でそれを学び帰省した時には親子で実践。簡単ではありませんでしたが、この向き合った時間がとても貴重だったと感じています。
先生方の根気強いご指導にはかないませんが、親も育てていただき、これからいろいろな困難にぶつかっても乗り越えていける自信がつきました。
親なき後も心身共に健康で暮らしてくれることを願っています。